今号の特集は「駆動系、あらためて」です。この特集自体は良いのですが、、、
「プロローグ」は、何ですかこれ。「BEV はウォークマンになるべきだ」、しかも「DAT ウォークマンのリバイバル」だって。ほんと何言ってんだか。誰がこんなの欲しがるんですか。何で DAT ウォークマン絶滅したのかわかってます? 何で日本の家電メーカーが壊滅したのかわかってます? こういうのを「笑止千万」というのですよ。(笑止千万なんて初めて使った。笑) 一番初めの記事「プロローグ」でこんな話されて、もうガッカリ。最低です。
あ、BEV は絶滅させたいからあえてそういう主張をしてるんですか? あぁなるほどー(棒)
32ページ、「なぜいま、前後の「機械的つながり」なのか」、この記事は良かったですね。これまでの物理的に4輪が繋がっている四輪駆動車の安心感がなぜ強かったのか、そのおさらいをしてる感があります。しかし、、、35ページ、「いちいち上司にお伺いを立てる組織よりも、現場に裁量があって現場が優秀ならそれでいいはずだ」。これは、現場が優秀で経営者が優秀ではない日本のメーカーに長年入り浸っているとこういう主張になるのかもしれませんが、間違っています。目指すは現場も上司(経営者)もどちらも優秀な組織ではありませんか?この記事の文脈で言うと、末端の機械も中央で制御するソフトウェアもどちらも優秀であるべき、ということです。
しかし、こんな事言ってるようでは、一生 SDV なんて理解できませんよ。(ハナから理解する気もないのかな。)
今回も飛ばしているのは「変態内燃機関列伝」です。今回はなんとヴァンケル・ロータリー。しかも我々がよく知っているロータリーエンジンのさらに前身に DKM 型という、全部同心回転するエンジンがあったとは。なんじゃこれ。すごいよこれ。よくこんなの考えられるよ。まさに「変態」以外の何物でもありません。