UA-147249860-1 この道の続く場所: 2025年4月

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2025年4月

原発と活断層――「想定外」は許されない


原発と活断層――「想定外」は許されない


「敦賀原発のように、敷地内を活断層が通過し、派生する断層が原子炉直下に延びる」んだそうです。原発が計画された時期と、断層研究が進展する時期の問題で、初期の原発では断層が重要視されていなかったと言うことか。何と。
断層研究が進んだ後も、やはり「断層と認めたくない事業者」と、「断層は断層でそれ以外の何物でもないと主張する研究者」が対立していたのですね。事業者側が今更計画変更なんてできない、と考えるのも理解できなくはありませんが、でも、相手は原発ですからね。そんなに簡単に人の手で制御できるものではないのです。ちゃんと考慮してもらわなければなりません。
副題で「想定外は許されない」とありますが、この「想定外」とは、事業者側では、「断層が活動し、地震が起こる可能性があることを想定から外す」ということであった、というところがちょっと笑えます。(笑い事ではない。)






 

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六道ヶ辻 墨染の桜


六道ヶ辻 墨染の桜


本の大半がこの物語の主人公とも言える齢80のお婆さん(妙蓮院笑子)の独白というちょっと変わった感じです。彼女の若い頃の話なので、第2次大戦の直前の話です。
独白が終わった後に謎解きがあります。そして一応犯人が判明し、ちょっと切ない感じで終わります。この結末が良いのか悪いのか分かりませんが、、、笑子さんは若い頃、いわゆるヤオイ小説をこっそり書いています。しかし彼女の妄想の賜の小説は、やはり現実とは違い妄想でしかなかったのです。その辺が切なさなのかな。
少し前に中島梓著「タナトスの子供たち」(評論)を読んでいます。「タナトスの子供たち」ではヤオイ小説の発生した理由やそれを書かなければならなかった女性達の心が語られています。「タナトス、、」ではすっかりヤオイ小説の味方だったのですが、でも、この「墨染の桜」では、そういうアマチュアな小説は所詮妄想で、現実とは違うのですよ。ほ〜ら、こんな具合にね。この辺が素人と玄人の違いなのよ。って言ってるように見えます。なんか、この作者っぽい。






 

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MOTOR FAN illustrated - Vol.222


MOTOR FAN illustrated - Vol.222


今号は「LFP vs NMC」電池の話です。
内容は良かったのではないでしょうか。
でもタイムリーというか何というか、ちょっと前に BYD が 10C 充電できるブレードバッテリーと 1MW 充電器発表しましたね。世界はどんどん進んでいます。大丈夫か全固体電池。笑


今号も「変態内燃機関列伝」は良かったですね。今回は日産の VC ターボでした。この記事もっとやってほしい。


あとちょっと珍しかったのが、記事の修正が載りましたね。vol.221 の記事の修正です。載ったというか、修正記事は Web で PDF で提供でした。本誌では url の案内だけ。確認してみましたが、結構変わっていますね。記事で載ってたパーソルクロステクノロジーからクレームがあったんでしょうね。
しかし、この記事を直すのに、vol.220 の「Spring8 はニュートリノ計測施設」だとか、「イーロン・マスクはアメリカ大統領になる」とか、そっちは直さないで大丈夫か?






 

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