UA-147249860-1 この道の続く場所: 2024年4月

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2024年4月

竹取工学物語


竹取工学物語


竹を構造力学や材料工学の視点から見た本です。
断面が丸くて細長い竹は材料としてみるとどんな特徴があるのか、とか、そういう竹が実際にどのような製品に使われているのか、などが語られます。生物学的な視点ではないので、何故そういう特徴を持つに至ったか、という話はありません。純粋に竹の構造を解析していく話しですが、でも、こういう視点はちょっと珍しく、とても面白いです。
しかしなんでも研究している人がいるものですね。科学の世界は奥深い。





 

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元禄心中記 地の巻


元禄心中記 地の巻


江戸時代(元禄年間)が舞台。
とてもエロくてグロい話しです。手足を折って動けなくして責め苛むとか、なかなか正視できない場面が次々出てきます。いや、こんな話しよく書きますね。。。
元禄「心中記」であるだけに、結局最後は心中してしまいます。どうもこの辺、私には良く理解できない話しです。多分一生わかり合えない気がする。
心情は理解できませんが、でも話自体はなんだか引き込まれるものがあって、知らない間に読んでしまいます。その辺が作者の腕でしょうか。
次は「天の巻」ですが、やはりこういう話が続くのかなぁ、、、





 


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葬送のフリーレン (13)


葬送のフリーレン (13)


さて、第13巻。前巻の続きからです。
奇跡のグラオザームの幻影に捕らわれたヒンメルとフリーレンがどうやって幻影から抜け出すのか、と言うところから始まります。ヒンメルがガッツリ闘うところは今回が初めてですね。何とヒンメル強いじゃないですか。さすが勇者。
グラオザーム編の後は短編がいくつか続きます。こういう短編が続くところがなかなか良いですね。勇者の伝説が時を経るごとに内容が変わっていくところとか、結構リアル。現実世界でもありそうな話です。
そして最後、新章スタートですね。いくら達人でも、ゼーリエの暗殺なんて不可能に思えますが、、、





 

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協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)


協力と罰の生物学 (岩波科学ライブラリー)


動物の共生の話かと思いきや、もちろん共生も出てきますがそれに限らず、ヒトの話まで出てきて、とても幅広い。しかし文章は平易で、読みやすくてわかりやすい。良い本です。
みんなが協力している中で、自分は協力せず、みんなの協力の結果にただ乗りするのが「フリーライダー」。許せませんよねこんなヤツ。どうやってフリーライダーを排除するのかなど、興味深いです。
経済学的な実験を行う際に、ヒトの脳はどのように働いているかを調べる学問が「神経経済学」と呼ばれるそうです。作者は理系的な「神経」と文系的な「経済学」という言葉が合わさったこの言葉がとても好きなようですが、私も同意します。面白い視点ですね。





 

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ルビー・アンソロジー 1


ルビー・アンソロジー 1


栗本薫、秋月こお、江森備、尾鮭あさみ、須和雪里 4名の作品が収録されています。あれれ、これって、小説道場の門下生じゃありませんか。門下生の中の優秀な人の作品が収録されている、と言うことなのかな。
しかし、どの作品もまったく理解できない。笑 特に秋月こおと須和雪里。何ですかこれは。読んでも読んでも理解不能だ。まだ、江森備、尾鮭あさみの2作品は、まぁ何とかなりますね。特に江森備の「死者たちの昏き迷宮」。理解はできませんが、なんだか引き込まれるものがありました。
それに比べて、やはり先生の作品はわかりやすい。短編なんで大した話ではありませんが、読みやすかった。





 

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