UA-147249860-1 この道の続く場所: 2022年12月

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2022年12月

キリンの斑論争と寺田寅彦


キリンの体のまだら模様は胎児期に皮膚が裂けて(?)できたものではないか、という、今考えれば謎の理論とその反論のお話しです。時代は 1933 年と言うのので、昭和 8 年の話しです。何と昭和 8 年!
今の感覚でいうと、そんな事は有り得ないように思えますが、でも、「有り得ない」と思われていたことが後で真実だと判明することもあるので、何事も冷静に、科学的視点で論理適に(←重要)判断することが重要ですね。
しかしそれでは、動物の体の模様はどうやってできるのか、そのメカニズムを説明する理論はまだないのですか? この辺の話しは第二部で出てきますが、今後の課題なのかも。
第2部の風紋の話しで、解決不能と思われる事象が出てきたときの対処として、
1.あきらめて別の解決できそうなものに取り組む
2.完全に解決することはあきらめ、できるところだけ解決することに取り組む
の2種類が挙げられています。解決不能と思われることは、そのように認識して、「一度あきらめる」というところが面白いですね。
キリンの体のまだら模様はまだ「1」なのかも。





 

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R17

道のページ の更新です。
今回は 17号 です。
17号は東京都中央区日本橋から始まり、北上して埼玉県、群馬県、新潟県へと進み、新潟県新潟市中央区の本町交差点に至るまでの国道です。

今回は東京→新潟のルートで走っています。
17号は約 350 km もあり、しかも東京から埼玉、群馬、新潟の主要都市を貫いて走るので、色々たいへんでした。詳しくは上のリンクから。

走行日は11月上旬だったので、けっこう紅葉していました。今回は紅葉の写真で。

1つ目は群馬県沼田市。どんどん利根川沿いに山の中に進んでいきます。利根川沿いの写真です。

群馬県沼田市

続いて、群馬県利根郡みなかみ町。天気が良くないのが残念なのですが、かなり色づいています。

群馬県利根郡みなかみ町

こちらもみなかみ町。

群馬県利根郡みなかみ町その2

そして次は新潟県南魚沼郡湯沢町。3日目のスタート直後に撮ったものです。

新潟県南魚沼郡湯沢町

紅葉を見に行っているわけではないのですが、こういう景色が見られると、ちょっと良い感じですね。(^_^)/


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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア―ベルトーチカ・チルドレン


富野由悠季作品は久しぶりに読みます。バイストンウェルの話しは一通り読んでますが、ガンダム系は初めてかも。
映画版とはストーリーが違いますが、こちらも面白いです。ただ、映像作品じゃないですが、ちょっと「尺」が足りないかも。クェスとシャア、ハサウェイとクェスの関係とか、もうちょっと色々お話しがないと、なんであんなに入れ込んでしまうのか、少し伝わりづらい。
この本ではアムロの子供ができる設定になっていますが、映画化のときにはそのストーリーは否定されたと後書きに書いてあります。富野さん本人も、それがいい、との判断で映画版では子供はできてませんが、それで正解だった気がします。後の世代は、この後ブライトの子供のハサウェイの話が続きますが、あまり、誰々の子供と誰々の子供の話し、みたいに続くより、新しい人が出てくる方が良いですね。作る人もどんどん新しい人に代わっていって欲しいと思います。





 

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食虫植物: 進化の迷宮をゆく


植物なのに肉食という謎の生態の食虫植物の話しです。
この岩波科学ライブラリーはどの本もとても読みやすくてわかりやすいのですが、この本もその例に漏れず、読みやすくてわかりやすいです。
食虫植物はどうやって虫を捕まえるのか、からはじまり、どのような分類が為されているのか、どのように進化してきたのか、今後どうなるのか、など、食虫植物の存在とその生き方がすべて語られます。とても面白い。
食虫植物とは決して真っ直ぐに進化してきたものでは無く、別々に進化したものが結局似てしまった(収斂進化)というあたり面白いです。





 

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MOTOR FAN illustrated - Vol.194


今号の「ニューカー二番搾り」はマツダ・CX-60 です。
CX-60 って、何だろう、なんだかスッキリしないなぁ、と思っていたのです。外観デザインは、ちょっと四角くずんぐりした感じになり、流麗感が減って、あれれ、と思ったのですが、内装は横長のディスプレイを除くと良さそうだし、エンジンも気合い入っているのが分かります。そんなに悪くない気がするんですが、でも何だろう、コレジャナイ感が。
しかし福野さん、明確に回答を書いてくれましたね。「どうにもやってることが 10 年古い感じがする。」そうそう。それですね。10 年前の欧州車を目指したのか。。。
また、特集は「電動化時代のボディ」です。最近は車体の材質としてアルミが使われることが多いことに起因しているのか、株式会社UACJ 特集の小冊子が付いてきます。UACJ の本はたまに付いてきますね。
特集は、、、まぁ悪くないのですが、でも散々、BEV 用の車体設計はこんなネガがある、と書きまくったあげく、ユーロ NCAP では BEV はどれも優秀、とは如何に。ネガは克服されてるじゃないですか。と言うか、じゃそれって「ネガ」だったのか? 記事にするなら、BEV は軒並みユーロ NCAP の成績が優秀だがそれは一体?ってところから入った方が面白かったのでは?
あと、テスラは板金複数枚重ね溶接がイヤだからギガプレスを採用したとか書いてありますよ。何言ってるんでしょうこの人。真面目にそう思っているのか。MFi、これでダイジョウブか?





 

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