UA-147249860-1 ムーン・リヴァー: この道の続く場所

« MOTOR FAN illustrated - Vol.192 | トップページ | 知りたい! ネコごころ »

ムーン・リヴァー


一連の「東京サーガ」シリーズの最終巻です。
何とまぁすごいお話しでした。変態と純愛は紙一重ですか。
「朝日のあたる家」は今西良の話しで、「嘘は罪」は風間俊介の話し。この「ムーン・リヴァー」は森田透の話しと思いきや、島津正彦の話しと言うことですね。お話しはすごくて、読んでて面白いですが、でも登場人物の心理は最後までまったく理解できないままでした。これは私には理解できない世界の話なんでしょう。笑
最終話「ムーン・リヴァー」が 2008 年 2 月に書かれていて、作者が癌で亡くなったのが 2009 年 5 月。作中で島津正彦が癌が元で死んでいますが(自死)、死の前の所など、なんだか作者と重なる気がします。
作者、どうしてもこの話は完結させたかったのでしょう。グイン・サーガは完結不可能でしょうが、この話は完結できる。完結して良かったと思いますね。





 

|

« MOTOR FAN illustrated - Vol.192 | トップページ | 知りたい! ネコごころ »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« MOTOR FAN illustrated - Vol.192 | トップページ | 知りたい! ネコごころ »