真夜中の鎮魂歌(レクイエム)
この本は、作者のずいぶん初期(22歳の時)に書かれた作品で、なんと、500 ページもあります。そしてこれが元祖「真夜中の天使」だったそうです。長いこと出版されず、本人も出版する気がなかったようですが、編集者に拝み倒されてタイトルを変更して日の目を見たんだそうです。
後書きで本人も書いていますが、ちょっと荒削りなところ、若い、と思わせるところがありますが、でも面白かったです。特に後半、神戸の話が出てきて終局へとなだれ込んでいくところとか。こんな作品を 22 歳の時に書いておいて、出版もせず死蔵されていたとか、凄いですね。
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