UA-147249860-1 アマゾネスのように: この道の続く場所

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アマゾネスのように

1990年の年末〜1991年にかけての乳ガンの闘病記です。
しかし全然「闘病記」らしくありません。さすがに手術前後はちょっとおとなしいですが、それ以外はまったく元気で、何だか好き放題書いているという感じで
す。次から次から流れるように言葉が綴られます。このへんはさすが中島梓(栗本薫)です。とても滑らかで、止まることなくどんどん読めます。そして面白い
のが、なんだかやたら食べ物の話が多いこと。
ただ、やはりガンになったのは事実で、ちょっと彼女の死生観も語られます。とはいえ、本のタイトルが「アマゾネスのように」ということから想像できるよう
に、「片方の乳房が無いことくらいなんぼのもんじゃい」(右乳房の全摘出をしています)とか、「和服着るときはこっちの方がすらっとして格好いい」とか、
さすがです。
このあと彼女のガンとの対決は「ガン病棟のピーターラビット」「転移」と続きます。。。

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