本末転倒
Pentax K-7 には電子水準器が付いています。ファインダー内に表示できて、画面が傾かないように撮影前に調整することができます。さらに自動水平補正機能も付いていて、少しぐらいの傾きは撮影時に修正してしまいます。これは、K-7 の手振れ補正機能を利用していて、素子を回転できる K-7 独自の機能です。
先日九州に行ったときに写真撮っていて、どうもなんか写真が傾いているように見えるのです。なるべく水平は気をつけて撮っていて、しかも自動水平補正を使っているんで、そんなに傾くことは無かろう、と思っていたんですが、やっぱり傾いている。どうもおかしいので、途中から自動水平補正はOFFにして撮ってました。
帰ってきて調べると、やっぱりおかしい。私はフォーカシングスクリーンを方眼スクリーンに変えているんですが、その線に水準器で水平であることを確認したテーブルの縁をあわせて確認すると、テーブルの縁と方眼の線がズレた場所を水平と表示します。テーブルの縁と方眼の線を合わせて自動水平補正をオンで撮ると右上がりに約2度ほど確実に傾きます。何じゃこれ、と思って調整に出しました。
修理には10日ほどかかり、昨日取りに行ってきました。今度は大丈夫なようです。詳細に確認するとやはり少し傾く(今度は少し右下がり)のですが、0.1 度程度なので、これはまぁ許容範囲でしょう。
修理に出すとき、はじめに自動水平補正の話しをしたんですが、すると Pentax の人、こちらが言う前に、水準器もずれてませんか?等と聞くのです。そうそう、その通り。ってことは、この問題、それなりに発生している問題なんでしょうか。
私のボディは以前ローパスフィルターの下にゴミがある、ということで交換したものです。交換前のボディは購入直後、水準器や水平補正機能をいろいろ試してズレがないことを確認していたのですが、交換後のものは見ていませんでした。これが敗因?(大袈裟か。)
しかし「自動水平補正機能を使った方が水平にならない」なんて本末転倒やんか。
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