UA-147249860-1 Pentax K-7 と DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM: この道の続く場所

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Pentax K-7 と DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM

先日の青森行きで、Pentax K-7 を本格的に実戦投入です。K-7 はレンズキットで購入なので、DA18-55mm F3.5-5.6AL WR が付いています。また、同時購入した DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM も実戦投入です。

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人が何かに注目しているときの視野は、焦点距離にして、だいたい 100 mm から 150 mm くらいの視野だといわれています。APS-C だと、66 mm から 100 mm になりますね。車を運転しているときにドライバーが見ている視野もだいたいそんなものです。そのためこれまでは、道の様子を撮影するのに、FA77mm F1.8 Limited をよく使っていました。焦点距離 77 mm なので、換算 115 mm 程度です。ちょうど良いくらい。

しかしやはり単焦点なので、思った通りの構図にするため、実はかなり歩き回っていました。まぁそれはそれで楽しいんですが、もうちょっと楽にしようか、と思って今回、DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM の購入です。35 mm 換算 75-202 mm なので、焦点距離的にはバッチリです。

以前は K10D+FA77mm F1.8 Limited です。この組み合わせで、絵的には大変満足なんですが、しかし、たまにピントを外してしまうことがあるのです。たいがい大丈夫ですが、ダメなときはダメで、何回合わせ直しても合わない。手前の標識にピントを合わせたつもりが、背景に合ってしまうんですね。K-7+DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM ではまずこの点をチェック。
事前に試してみた感触では大変期待できそうだったので楽しみでしたが、これは期待を裏切らず、とても良い感じ。歩留り上がりましたね。ほとんどのケースで1発でバッチリ合います。後で細かくチェックしてみても、ピントを外したものは皆無です。(キヤノンみたい。笑)描写も大変良い感じで、このレンズは正解ですね。ボディ共々防塵防滴でもあり、雨の中でも安心して使えます。実際青森では雨に遭いましたが、躊躇無く振り回せます。フードも深いので、雨が降っても前玉に水滴が付くことも避けられ、良い感じです。フードの付け外しも(キヤノンと違って、笑)さくさくっとできて良い感じです。

焦点距離の長い側は DA★50-135mm F2.8ED [IF]SDM でOKです。じゃ短い方は?
これは、FA31mm F1.8AL Limited で決まりです。35 mm 換算 46.5 mm なので、標準レンズ的に使えます。でも実焦点距離は 31 mm なので、絵は広角レンズ的で、なんか変な感じ(笑)です。感覚的には標準レンズに近い広角レンズという感覚ですね。
これ以上短い焦点距離が欲しいときもあるので、レンズキットの DA18-55mm F3.5-5.6AL WR や DA21mm F3.2AL Limited も使いましたが、これらが出てくるのは限定的で、私のケースの場合、ほぼ FA31mm F1.8AL Limited だけでも大丈夫です。いろいろレンズ持って行ってみたんですが、結局 FA31mm F1.8AL Limited ばかり使ってました。

続いてボディ。
K10D に比べて、K-7 はずいぶん画素数が増えています。(10M→14M) しかし、はっきり言って画素数が増えたことによる画質向上効果はほとんど感じられません。大きなサイズにプリントすると違いが見える? でもほとんどプリントはしないので、私には違いが感じられません。
くしくもリコー GRIII が画素数据え置きでモデルチェンジ。キヤノン PowerShot G11 が画素数減少でモデルチェンジ(←これ、いいなぁ)。もうそろそろ画素数増加は頭打ちなんでしょうか。いくらでも画素数が欲しい領域があることは認めますが、でも少なくともアマチュアが使う分にはもう十分な画素数あるんじゃ無かろうか、と思います。今後は一眼レフも画素数が頭打ちになってくれることを強く望みます。10M あたりまで減っても良いくらいです。

閑話休題。
K-7 の新機能のハイライト補正とシャドー補正を使ってみました。効果出てます。しかしちょっと全体的に絵のコントラストが下がりますね。(当たり前か。)
特徴的なのが、空(雲)です。たぶんこれまでだと白く飛んでしまって雲のディテールがあまり出ないだろうと思われるケースでも、雲の表情が良く出ています。次の写真は、GIMP でちょっとだけコントラストを上げて処理してみたものですが、空の様子に注目してください。

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しかしこういうダイナミックレンジ補正機能はどうなんでしょう。使う方が良いのか使わない方が良いのか、正直言って、ちょっと迷います。

そのほか役に立ったのが、やはり水準器&自動水平補正です。私が撮る写真は右上がり(カメラが右に傾いている)のものが多いんですが、今回は水平がきちんと出ています。いや傾いた写真が無い。ほんとに無い。すばらしい。

あと、ちょっと微妙だったのが、測距点の任意選択機能。
これは、新しいファームウェア(1.01)から利用可能になった機能で、後ろの縦横ボタンで直接測距点を移動できる機能です。フラッシュの制御とか連写/セルフタイマーなんかのこれらのボタンの本来の機能は一度真ん中ボタンを押して使います。
確かに直接測距点が移動できるのは便利なんですが、間違って真ん中ボタンを押してしまうとボタンのモードが変わってしまって、測距点変えてるつもりで、知らないうちにカスタムイメージの設定を変えてしまっていたことが2度ほど。機能切替は、真ん中ボタン長押しで、とかになればいいのになぁ。

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