UA-147249860-1 Pentax K-7: この道の続く場所

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Pentax K-7

Pentax K-7 買いました。同じく Pentax の K10D に追加です。

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K10D に大きな不安があったわけでは無いのですが、何かビビビッと来るものがあって、思わず買ってしまいました。笑

唯一 K10D に不満があると言えば、たまにピントが合わないことでしょうか。丸1日何百枚か撮ったとして、数枚、はっきりピントを外したものが出てくることです。最近はちょっと気をつけて一度ピントを大きく外して合わせ直したりしているのですが、それでも合わないときはどう頑張っても合わず、結局 MF であわせてみたり、なんてこともあります。この辺が改良されていれば文句ありません。

まず見た目です。これまでのジャミラみたいな、ちょっと Canon EOS みたいな、ペンタプリズムからなだらかに肩部まで低くなるような造形ではなく、ペンタプリズムがはっきり角張っていて、その左右は平らになっています。ちょっと昔のカメラっぽいかもしれません。でも個人的には好きな造形です。
K10D をはじめとして Pentax のカメラは、ペンタプリズム部分の PENTAX ロゴの部分が妙に前に出っ張っていたのですが、K-7 ではそれがずいぶん控えめになって、これもまた良い感じです。

大きさは、K10D に比べて、幅がぐっと狭くなった感じです。というか、一回り小さくなったように見えます。実際には
K-10D:141.5 mm(幅)× 101  mm(高)× 70  mm(厚)710 g
K-7: 130.5 mm(幅)× 96.5 mm(高)× 72.5mm(厚)670 g
ということで、幅と高さが小さくなり、微妙に厚くなっています。でも数値以上にコンパクトに見えますね。

握ってみると、何かちょっと軽い感じです。グリップの形が手に馴染みますね。持ちやすいためか、実際の重さより軽く感じます。グリップ、シャッター、前後のダイアルのあたりはとても使いやすいです。私はあまり手が大きくないので、ちょうど良い感じ。もっと厚みが薄くても良いか、と思うくらいです。

電源を入れます。小さく じゃっ と言います。K10D は撮像素子を動かしてゴミ落としをする仕組みで、電源オン時には コトコトッ と素子を動かす音がしていたんですが、K-7 ではローパスフィルタを振動させる方式に変わり、そのために音も変わっています。はっきり言って、K10D のゴミ落とし機能は役に立っているのかいないのか、よくわかりませんでした。コトコトッ と何度やってもゴミが落ちなかったことも何度かあります。新しいゴミ落とし機能はどうなんでしょうね。(Pentax のにかかわらず、どのメーカのもあまり当てにならない気がします。)

ファインダーのぞいてみます。視野率 100% だそうで。これも私にとってはどうでも良いことなので、ふ〜ん、という感じですが、はっきり感じるのはスクリーンがちょっとざらついていること。スクリーンは方眼マット(ML-60)に入れ替えてあるんですが、K10D をはじめ、他の一眼レフに比べ、ちょっとざらついて見えます。これも一昔前の MF 一眼レフを彷彿とさせるような感じがあります。アウトフォーカス部のぼけ具合がよく見えて良いスクリーンですね。MF も K10D に比べて格段にしやすいです。何でみんなこういうスクリーン止めちゃったんですかね。

シャッター切ってみます。むむむ、軽い。K10D はずいぶんメカメカしい音で、かしゃゃっ、と何か金属がこすれるような音がするんですが、K-7 は ヵしゃ という感じで、小さくて軽い音です。連写速度が上がっているせいでしょうか。(3コマ/秒→5.2コマ/秒) 私は連写しない人で、また、シャッター音とかもどうでも良い人なんで、この辺にこだわりはないんですが、動作音が静かになったのは良いですね。

さて、AFです。これは同時購入した DA★50-135 F2.8 を使って、135 mm で家の窓から見える、街灯に照らされている車庫の角にピントを合わせてみました。夜で雨が降っていたので、ISO1600 で F2.8、1/6秒(EV1.6)くらいの明るさです。この条件で、K-7 は難なくピントを合わせるのですが、K10D は全然ダメです。AF ボタン(親指 AF 使ってます)押しても何も反応しません。むむむ。差は歴然です。ちょっとこれは期待できるかもしれません。K-7 では、AF センサー(SAFOXVIII+)に光源センサーが追加されていることが効いているのかもしれませんね。
(ちなみに、EOS5D(初代)でも EF135mmF2 を付けて同じ場所でピントを合わせてみましたが、やはり難なく合わせてしまいます。笑)

その他、室内であちこち合わせてみましたが、やはり K10D に比べて安定して速い印象です。コントラストの無い壁とかはやはり無理ですが、それでもがんばり具合が向上している感じが歴然です。いやこれはちょっと良いかもしれません。

一つ気になるのが、測距点の移動方法。K10D では後ろの十字ボタンを押してダイレクトに測距点の変更ができたのですが、K-7 では一度真ん中のOKボタンを押さないと変更できないようになってしまった。1アクション増えたのですが、、、

ライブビューも試してみました。が、これは私にとってはどうでもいい機能です。位相差 AF とコントラスト AF の切替ができます。コントラスト AF の時は測距エリアを動かして、任意の場所でピント合わせできます。三脚使う人には便利かもしれません。(ほとんど興味なし。笑)

動画も撮ってみました。カメラ、携帯など、買う度に一応動画も撮ってみるんですが、その後再び動画を撮ることはほとんどありません。果たして K-7 では撮るんでしょうか。たいていコンパクト機 (Power Shot G10)も持って歩いてると思うので、動画撮るんだったらそっちで撮るかもしれませんね。

そのほか。モードダイアルにロックボタンが付いた。勝手に回らなくなって良い改良です。ISO(感度)変更ボタンが付いた。K10D はOKボタン+前ダイアルで感度変更できてましたが、感度変更ボタンが独立したのは良い改良です。測距方法変更ダイアル(Auto, Sel, 中央固定)が小さくなって、親指 AF ボタンの周囲に移動した。前のダイアルは使用頻度低い割に大きな場所を占めていたので、良い改良です。SD カードスロットを開くハンドルが無くなった。扉をスライドさせて開く方法に改良。これも開けやすくなって良い改良です。

後ろから見た様子は、液晶画面が大きくなっているにもかかわらず、外形は小さくなっているので、ボタン類が凝縮されている感じが強くなっています。その割にボタンに触った感触が違うせいでしょうか、押し間違いは少なく感じます。

ちょっと良さそうな機能が、水準器と自動水平補正機能です。水準器をオンにするとファインダーにインジケータが出ます。これは大変よろしい。露出補正のインジケータと切り替えなんですが、常時水準器で良いですね。(露出補正してあれば印が表示され、補正ボタン押すと露出補正インジケータに切り替わります。)
撮影後に調整することがいくつかありますが、その中でも水平補正はかなり頻繁に行います。水平に撮れるように常に方眼マットスクリーンで撮ってるんですが、それでも少しゆがんでしまうことがあります。修正するときはだいたい 0.5 度程度直すことが多いでしょうか。
水準器がファインダーに表示されることで水平出しがしやすくなった上に、さらに K-7 には撮像素子を回転させて自動的に水平を合わせる機能まで装備されているのです。なんとすばらしい。購入3日目(しかも昨日今日は平日)なんでまだその恩恵は受けてませんが、大変よさげな機能です。

K10D 用に購入した拡大アイカップ(O-ME53)も付けてみました。何の違和感もありません。視野が蹴られることもなく、良い感じです。
銀塩一眼レフに比べてデジタル一眼レフはファインダーアイピースの後ろ側への出っ張りが少なくなっている気がしませんか?つまりちょっとのぞきにくくなっていると思いませんか? 撮像素子、ミラー、プリズム、接眼レンズの位置関係はあまり変わりませんが、銀塩時代に比べて全体的にちょっと小さくなっている(素子が APS-C のため)上に、撮像素子の後ろに液晶画面とその基盤類を入れなければならない関係上、相対的に接眼レンズの出っ張りが少ないのです。そのため目を接眼レンズに近づけるようにのぞき込むことになり、ちょっとのぞきにくく感じるのです。しかし拡大アイカップを付けることによって接眼部が少し後ろへ出っ張り、格段にファインダーをのぞきやすくなります。視野も広くなり、これは大変良いアクセサリーですね。

撮ってみました。結果はまた後日。。。

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