なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか
この本は、孔子第75代直系子孫の孔健の本です。すごいですね、孔子の75代直系なんて。
タイトルはちょっと挑戦的な感じですが、内容はいたって真面目。作者が真剣に日中関係を憂いています。
この本では、日中関係がゴタゴタしているのは相互の理解が不足しているからで、日本人は似たような顔つきだからといって、中国人を日本人と同じように考えてはいけない、また、中国人もまず日本人を理解しようとする姿勢が大事だと、説いていきます。
孔健さんはもちろん中国人ですが、来日してからもう長く、日本のことを大変よく知っています。ものによっては普通の日本人より詳しいくらいです。この本では、靖国問題や、反日デモ、反日教育、オリンピックなどのトピックを通して日本、中国それぞれの考え方のベースにあるものを語ってくれています。日本人の心情、中国人の心情ともに的確に語られていて、たいへん面白いです。作者は中国人はあたりまえとして、日本人もよく理解しているなぁ、と思います。
また中国の国内問題(共産党の問題、政治的な対立、公害問題など)も中国人的視点から語られます。中国人的視点といっても、共産党よりの一方的なものではなく、きわめて中立的な視点です。大変勉強になります。
先日仕事でしばらく中国へ出張したのですが、この本はその前後に読みました。役に立ったか?と言われると困りますが、でもなんとなく中国の人たちが身近に感じられるために一役買っていたかもしれません。
作者の両国に対する愛情が感じられて、良い本でした。
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