Google を支える技術
この本は、Google がどのようにして動いているのかを書いた本です。
Google は大変便利です。Wikipedia と合わせて、もう生活に無くてはならないものになっています。(ちょっと大げさか) しかし Google とはいったい何なんでしょうか?部外者の我々には全くわかりません。わからなくても Google の提供するサービスを便利に利用できますが、この本は、Google がどのようにして動いているのかを教えてくれます。
Google は言ってしまえば、世界最大のコンピュータなんですね。私はそういう結論に達しました。Google はたくさんの(何百万台(!))コンピュータの集合体ですが、それらが別々に動作しているのではなく、すべて有機的に結合され、あたかも1つのコンピュータのように動作しています。その中で走るプログラムはすべて分散処理され、世界中に散らばっている何千台ものコンピュータの上で同時に処理されています。
何の気なしに Google の検索窓に文字を入れて検索していますが、それだけで裏では何千台ものコンピュータが動いているのです。
Google のすごいところは規模が大きくなりすぎて、通常のパソコンを使う常識が通用しなくなってきているところです。パソコンは壊れることを前提に、壊れても処理全体が停滞しないよう、自動的に、さらに緩やかに各種サーバの交代が行われるよう設計されているなどという点は比較的理解しやすいんですが、その他に1つのデータセンターの消費電力だけで原発1基分の 1/3 程度あるとか、消費電力削減のために専用電源装置を作っちゃうとか、、、もう驚くことしきり。やはり Google 恐るべし、です。
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